2006年12月02日

煙草物質過敏症について・・・。

注)こちらのブログでは、主にカルチャー系として書き込んでいますが、メインブログも見られている方以外に、当ブログのみ読まれている方もいらっしゃるようですので、一応書いておきます。


私は「煙草による化学物質過敏症」です。

詳細は「続きを読む」からどうぞ。

今から約1年半前、タバコに含まれる物質が原因の急性中毒症状を起こしまして、数日間身体を動かせない状態となりました。

元々煙草臭は苦手だったんですが、体調崩すほどではありませんでした。
しかし、たいてい辞めた理由は過剰労働による疲れと受動喫煙によるものでパニック症状を起こしたのが原因。

今、パートとして働いている職場も禁煙の職場を選んで転職しましたが、出入口にある灰皿から禁煙エリアへ流れてくる副流煙・・・これが原因で私の身体が異常をきたすきっかけを生んでしまいました。
勤務半年で風邪や気管支炎を頻繁に起こすようになりました。
しかし、その時点では原因が判らなかったんです。
特定できるまでさらに半年かかりました。その間も風邪を引きやすい体質は続いていました。
(それまでは1年間で風邪を引くのは1回有るか無いかでしたので)

約1年半前当時、鼻の奥にニコチン臭が残留したままになってしまい、いつまで経っても消えなかったんです。
頭痛や吐き気で意識朦朧のまま帰宅。そのまま寝付きました。

しかし、その日は土曜日。翌日になっても治らず、立つことも困難に。
仕事もやむなく休みました。
翌月曜日、近くの内科へ。
ぐったりした状態だったので、ベッドで寝かせてもらい受診。

ニコチンの吸収による急性中毒症状を起こしていました。
人によってニコチンの吸収は身体機能の低下を起こすこともあるそうです。

過敏症との戦いが始まりました。

現在もタバコ臭や粉塵などで体調を崩しやすくなっています。


その後、店長(当時)に説明しましたが、喫煙者である当時の店長は解決策を施さず、そのまま環境は放置状態。一応店頭入口の灰皿を移動してもらったものの、2日後には元に戻されるという有様。

体調を崩しやすくなり、一度大きく崩れると1週間休むなんてことも多くなり、辞めることも考えました。
他の先輩パートさんや女性社員さんが気をつかってくれてなんとか普通に仕事できるよう配慮してもらうのが救いでした。

今年になってちょっと転機が来ました。
店長が替わったんです。
もちろん新しい店長も喫煙者との事でしたが、私が煙草臭で体調を崩す事を理解していただき、行動に移してくれたんです。

灰皿の設置場所を出入口から離し(それでも完全ではありませんが軽減はしました)、
バックヤードも禁煙に。
最後まで残っていた「禁煙表示が表示だけだった」トイレもルール遵守と言う形で再警告し、禁煙に。

相変わらず灰皿の消えた出入口で吸う人も居ますので、その場合は「逃げて」も容認してもらったり、2人制(スーパーに勤めています)で入ることが出来なくとも行けない理由を理解していただいています。

なんとか、これで仕事中の5時間(これ以上は体調が環境に耐えられなくなるので無理)はなんとかなりましたが・・・

さらに問題は、一般生活にも支障をきたしていること。
窓を開けると隣の家のベランダから流れてくるタバコ臭。

歩きタバコ、自転車タバコ、窓を開けてタバコ臭を撒き散らしながら走る車やバイク。
もちろん、捨てるときもポイ捨てです。火が付いたままってのも多く、消したくとも過敏症のため近づけないのが辛いです。

常時息を止めて歩くことはできません。
専用マスクも薦められますが、高額で入手も困難です。
タバコ代よりも高いんです。
他人から受けた障害で自腹を切らなくてはならないなんて理不尽すぎます。

ただ単に、普通の空気が吸いたいだけです。
でも、今の日本では不可能なんです。

相談出来るところも限られています。診断を受けるところも日本に数えられるほどしか有りません。


私の場合は一応「化学物質過敏症」の一種ということになってますが、タバコ臭以外での制約はありません。
つまり、タバコが無ければ普通に生活ができるんです。
でも、今の日本では普通の生活をすること自体困難です。

飲食店は禁煙の店が圧倒的に少ないこと。
路上では喫煙者があちこちに居るので外出も困難なこと。
喫煙所の定義が曖昧なこと。(周りに煙が行かないよう配慮されていない)


タバコも人の口に煙と言う形で入る(入れられる)のになぜ吸収され排出される成分表示が無いのかも疑問です。
(たぶん書くと誰も吸わなくなるからかもしれませんが・・・。)
問題ないと主張するなら煙として出る成分も含めて表示出来るはずです。


ちなみに、私の場合、なぜか車の排気ガスには「ケムい」以外の反応は出ません。
タバコの成分には臭いが無くとも敏感に反応するんですけどね・・・。

好きで沖縄へはよく行きますが、自然崇拝を大切にしているこの土地でタバコによる汚染はやはり許しちゃ行けないと思ってます。
呼吸器の療養で沖縄のきれいな空気を必要としている人もいます。

現在、那覇市では路上喫煙禁止条例の話が進んでいます。
ぜひとも応援し、実行していただきたいと思っています。

長くなってとりとめのない文章になりました・・・。すみませんです。


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たまには・・・。(2005-11-29 12:42)


Posted by ゆーみー (yuumi0509) at 12:58│Comments(8)私自身の事・・・
この記事へのコメント
煙草物質過敏症 初めて聞きました。びっくりしました。大変ですね~
(>_<) 現実、改善は厳しいですね~(>_<) 少しでも多くの方々に理解してもらうのと、ゆーみさんと同じ症状で、原因に気づかない方々も多いのでは!? 良く分りませんが・・・メディア!?番組関係に 『投書』とか!?は!?
Posted by ターキー at 2006年12月02日 16:01
>ターキー さん

コメント&メールもありがとうございます。
「投書」という方法は実は私だけじゃなくって、多くの患者さんが声を上げていますが、実はかき消されているんです。
税金がからんでいるので、なかなか難しいらしいです。

きちんとした体制が取れていないので、一緒に声を上げていくのもたいへんなんです。ほとんどが体調崩して仕事辞めて収入が乏しく動けない人が多いのも、動きが鈍くなる原因。
大事になると、プライベートが侵害されるのではないかという不安も抱えています。

一部著名人の方が地道に頑張ってくれていますが決定打にはなっていません。

実際は、煙草税の税収よりも、健康保険関連で国が補助として支払っている金額の方が上なんです。
煙草税収が少なくなると、吸う人も減るので、結果余分な支出も減っていいのですけどね~~。

民法のワイドニュース番組もJTが提供しているんで、この関連の報道はできないんです。

すごい構図でしょ~~~。

リンクとかトラバは無条件承認です~。
こんな文でよかったら~~~。
Posted by ゆーみ at 2006年12月02日 22:35
うりずんのブログでゆーみさんの、この記事紹介させて頂きましたが・・・内容確認お願いしま~す。失礼な内容でしたら、連絡下さい。後リンクも貼りました~o(^0^)o
Posted by ターキー at 2006年12月04日 03:26
ゆーみさん ご確認有難う御座います。私はホームページ作りが今回初めての為・・・設定等に頭をかかえていて、この、commentosに返事を入れる事出来ました~o(^0^)  『煙草物質過敏症』をYahooで検索したら、有りましたが・・・データーが重いのか!?こちらがおかしいのか!?無理そうでしたので、『煙草と化学物質過敏症』という記事がありましたのでそれをリンクしました。それとビックニュースですよ~!!『煙草物質過敏症』をYaho検索したら・・・TOPページの2番目にゆーみさんの『煙草物質過敏症』の内容が出てます!!しかもターキー4が投書した記事ではありませんか~びっくりしたさ~o(^0^)o
Posted by ターキー4 at 2006年12月07日 20:55
ゆーまさん、いつもコメント有難う御座います。
  しかしこの記事からとても深刻さが伝わってきました。昔よりはマシになっているとはいえ、過敏症の方にとっては生活しづらい世の中ですね・・・。辛かったでしょう。

  ゆーまさんのような方に沖縄で癒してもらえるような街づくりをしていきたいと思います・・。
Posted by 榮咲く at 2006年12月08日 22:25
訂正「ゆーま」→「ゆーみ」。失礼しました。
Posted by 榮咲く at 2006年12月08日 22:27
南島中毒です、こんばんは。足跡たどって参りました。
ワタシのしょーもないブログを見て下さってありがとうございました。

こんな症状を抱えて苦しんでいる方もいらっしゃるとは。
正直言って、こういう過敏症があるとは知りませんでした。
ワタシも副流煙、大キライです。
実はかつて長いこと喫煙者でしたが、タバコを止めてからは
本当にタバコの匂いが我慢できません。
匂いが我慢できないだけの私に比べて、なんと大変なことでしょう。

税金が絡むと国はこうなのですね。
勉強になりました。また寄らせていただきますね。
ありがとうございました。
Posted by 南島中毒 at 2006年12月10日 01:11
レス遅くなりました・・・すみません。

>ターキーさん
検索で2番目ですか~~。
私もびっくりです(笑)。

たぶん、夜なんかは、てぃーだブログさんのサーバーがかなり重いので、投稿しづらかったり、アクセスに時間がかかったりしています。
なかなか更新できないのもそのためです・・・。

>榮咲くさん
色々大変でしたが、条例制定の運びに感謝します。
防止条例の状態でかなりの効果が上がれば、良いですね。
あとはマナーの問題です。
このまま見守って行きたいと思っています。

>南島中毒さん
時々、写真など見させていただいています。
ステキな写真と沖縄情報に見入ってしまいます~。

私自身も最初は「嫌い」なだけだったんです。
喫煙可能な場所にも今までは普通に入ることができました。
しかし、突然体質が変わってしまったんです。
たぶん、受動喫煙の吸いすぎで元々耐性少なかったのが削られていたんですね・・・耐性が無くなってしまったのが現状のようです。


完全分煙と、完全禁煙のお店を紹介するサイトがあります。

「禁煙スタイル」
http://www.kinen-style.com/

会員制(無料)ですが、利用・登録完全無料のサイトです。
煙草の害に苦しむ一個人の方が立ち上げました。
大手新聞社にも記事として紹介されました。
良かったら、行かれたお店で禁煙または完全分煙のお店をご存じでしたら、登録お願いいたします。

沖縄はまだ数件しか登録されていませんので。
よろしくおねがいいたします~~~~~(切実)。
Posted by ゆーみ at 2006年12月11日 23:27
 
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